Displaytech(R)

ディスプレイテック、未来のデータ・ストレージに希望の光を

空間光変調器(SLM)の新製品が次世代のホログラフィック・データ・ストレージを実現

米国コロラド州ロングモント – 2006年11月13日 ― 強誘電液晶・オン・シリコン(FLCOS)テクノロジーの先駆者であるディスプレイテック・インクはホログラフィック・ストレージ・データ(HDS)デバイス向けに空間変調器(SLM)の供給を発表した。SLMは高密度(HD)DVDの10倍から100倍の容量のデータをHDSディスクに記録する事が可能である。同社のSLMは現在インフェーズ・テクノロジーズ(InPhase Technologies)が開発中のHDSドライブに内蔵されている。

大手テクノロジー・マーケッティング調査会社であるIDCによると、来年にはHDSによるプロフェッショナル用データ・ストレージおよびビデオ・デバイスの置き換えが始まるという。同社はさらに、2010年までにコンシューマ製品およびHD DVD技術がHDSに置き換わると予測している。  ディスプレイテックのSLMはHDSデバイス向けに特別に設計された最初の光学変調器である。SLMにはディスプレイテックのFLCOS技術の特性を生かし、高速書込み、エレクトロニクスがシンプルなパッケージにインテグレートされたことによるトータルコストの軽減、同社の成熟した製造プロセスによる量産移行までのスピードなどのメリットがある。

「弊社がディスプレイテックのSLMを採用したのは、その高速性、均一な光学応答性に加え、バイナリー・デジタル・データの書込みにはバイナリー・ピクセル・デバイスが当然最適であるという理由からです。」インフェーズ・テクノロジーズ、副社長のトム・ウィルキー(Tom Wilke)はこう語る。「特に、ディスプレイテックが弊社の読込みヘッドのCMOSセンサとマッチするような小さなピクセルサイズの高解像度SLMを提供してきたことが決定の重要な要素となりました。コンポーネントのピクセルサイズを小さくすることはインフェーズのシステム全体のサイズとコスト軽減に繋がります。ディスプレイテックのソリューションは今後弊社よりリリースされるHDS製品の要求を満たす設計になっています。」

「我々のFLCOS技術はホログラフィック・データ・ストレージ・デバイスに使用される深青レーザー光を有効にスイッチングするのに必要とされる高速スイッチングおよび高い光学スループットを提供します。」ディスプレイテック、最高経営責任者(CEO)のディック・バートン (Dick Barton) はこう語る。「HDSシステムに必要な偏光レーザーを変調する目的で設計された最初の製品が、次世代のパーソナルおよびプロフェッショナル・ストレージ・デバイスの創造を可能とする結果となりました。」

ホログラフィーはメディアの表面のみでなくメディアの厚みも利用して三次元的に記録することで従来のストレージの記録密度の限界を打ち破る。ビット単位で記録する他の光学技術と異なり、ホログラフィーは一閃光で100万ビットのデータの記録・再生を並行して処理する。これにより転送レートは今日のオプティカル・ストレージ・デバイスと比較しても格段に高くなる。

ディスプレイテックのSLMは情報をレーザービーム上にデジタル化し、ホログラフィックのメディアに記録する。SLMは0と1とで構成される電子データを百万以上の白黒ピクセルからなる光学的チェッカー盤のます目上にマッピングする。解像度1216 x 1216、フレームレート1.1KHzのSLMにより、HDSデバイスにおいて毎秒20メガバイトの転送レートが可能となる。

インフェーズ・テクノロジーズについて

インフェーズ・テクノロジーズは2000年12月にベル研究所のスピン・アウト、ルーセント・テクノロジーズのベンチャーとして創立、以来ホログラフィック・ストレージ技術を世界で最初に商用化するという目的を達成してきた。タペストリー(TapestryTM )ドライブおよびメディアは2006年に誕生。インフェーズのルーツがホログラフィック・ポリマー・メディア、ホログラフィック・ストレージ技術、レーザー・オプティックスおよびドライブ技術など他に類を見ない高度な専門技術分野にある一方で、同社の最大の強みは純粋な科学と経験豊富なエンジニアリングを利用した次世代のストレージ技術のクリエイティブなアプリケーションにある。

インフェーズはニュー・ベンチャーLLC、シグナル・レイク・ベンチャーズ、ニュートン・テクノロジー・パートナーズ、安田企業投資、日本アジア投資、ナノテクパートナーズ、B.Jカシン氏によるベンチャー・キャピタル投資から成る。企業投資は日立マクセル、バイアー・マテリアル・サイエンスAG、アルプス・インフォーメーション・テクノロジー・ファンドによる。詳しくは www.inphase-tech.comまで。

ディスプレイテックについて

ディスプレイテックは高速にスイッチングするFLCOSをマイクロディスプレイの形で提供し鮮明かつ実世界を再現するデジタル画像を実現することによりディスプレイ機器を目覚ましく改善するとともに、FLCOSを空間光変調器(SLM)の形で提供しストレージ機器をも進歩させる。1985年に設立以来製品出荷数は1千4百万台を超え、出荷先はJVC、コダック、オリンパス、日立、コニカミノルタ、京セラ、ヒューレット・パッカード等の世界有数の大手エレクトロニクス機器メーカーをはじめとする。100以上のライセンスおよび申請中の特許を所有し、数々の賞や名誉を受けており、デロイト・トウーシュ社の選ぶ2005年北米地域で最も成長の早い企業にもランキングされた。詳しくは、www.displaytech.com まで。

連絡先: 相川聡子 ディレクター アジア・パシフィック・セールス&マーケッティング (satoko@displaytech.com) TEL: 米国(1)303-772-2191

1 Source: IDC, Worldwide Holographic Storage 2006-2010 Forecast and Analysis, Doc #34637, Dec 2005